« ガッテン流 大熊作「頭ライス」。 | トップページ | 「たいせつ」 の気持ち。 »

2010年2月 8日 (月)

堂々と…

6日午後 大熊兄から がありました。

ヘンちゃんの様子がもうホントに良くないから 会いに来た方がいい って。

バァちゃんは 相変わらず と言ったけど 熊兄によれば

日に日に衰弱していて 呼吸も大きく回数も少ない とのこと。

今では実家の子だけど  もともとヘンちゃんは大熊が知人からもらい受けた子。

ワタシも、ジジババに預けっぱなしにしないで最後は飼主らしく

2~3日でも 実家から通勤して ヘンちゃんのお世話をするように勧めました。



とにかく 明日 一度様子を見に行こう

そう決めた直後

再び熊兄から

ヘンちゃんは 大熊を待ってはくれませんでした。




ひとは 人生の中で 何度「お別れ」をするんでしょう。

大切な存在との別れで 何を得られるんでしょう。

先日 大好きな叔父との別れがあったばかりの大熊には

ショックがとても大きかったでした。



熊家が所帯を構えた時

ヘンちゃんは すでに実家の周辺に自分の縄張りを持っていて

弱いノラを連れてきては バァちゃんに

「飯を食わせてやってください」  という 姉御肌でしたので

さっちーのようなワガママ小僧のいる家で

しかも 完全室内飼いの猫にさせるなんて まったく考えられませんでした。

なので 大熊には悪かったのですが ヘンちゃんは実家の養子となったわけです。




大熊は 昨年夏に ヘンちゃんの乳腺腫瘍の手術をしたことを

ちょっと後悔していました。

結局 その腫瘍は悪性で、今回 それが肺に転移したものと考えられ

こんなに早く再発するのなら 痛くてつらい思いさせて手術しなければよかった と。

でも それは違うと思います。

熊兄も言っていたけど 「しなかったら あの時しておけばよかった と思うはず」

あのままにしておいたら もっと進行は早かったとワタシも思いました。

ヘンちゃんの年齢を考えると体力的にも手術の時期はリミットだと先生も言ってたし

その後 またお外にパトロールに出られるようになったのだから

正しい判断だった と大熊に言いました。

220206_010

みんなでヘンちゃんを お花で飾ってあげました。

ヘンちゃんが亡くなった時は泣きじゃくってた姪っ子も

一生懸命お花を入れてあげました。



220206_012

安らかな寝顔です。 お姫様のようです。

バァちゃんや 熊兄嫁の話によると

ヘンちゃんは 最後、 直前におトイレに行って用を済ませ

戻る途中で足がもつれ 壁にもたれかかるように倒れ

その後 大きく息をして 静かに『ねこのくに』 に帰っていったそうです。




ヘンちゃんは いつも女王様のように胸を張って生きていました。

ワタシに触られることを嫌い いつも距離をおいていました。

それでも 「ヘ~ンちゃん」 と呼ぶと

「うンにゃぁ~」 とお返事してくれる 優しいコでした。

最後まで 猫として誇り高く

おんなとして気高く生きたヘンちゃん。

もしかしたら 本物の 『ねこのくに』の女王様だったのかもしれないです。




いまごろ・・・




Photo


Photo_2




・・・・・・   そ そんなぁ。。。






まぁ それもヘンちゃんらしいかもです

へんちゃん また会おうね。

その日まで ツンデレでいてね








     今日の余談     




ヘンちゃんが『ねこのくに』に帰った日は 熊兄家の結婚記念日。

だからワタシたち熊家をのぞいた全員が家にいて

ヘンちゃんをみんなで看取ってあげられました。

結婚記念日なら お命日を忘れまい と ヘンちゃんは思ったのでしょうか。

甘いです。

熊兄家は 自分達の結婚記念日すら忘れるおふたりさんです




ヘンちゃんが『ねこのくに』に帰った日の朝 か 前の日。

どっちかハッキリはしてないらしいのですが

大熊の夢に ヘンちゃん 現れたですって。

どんなお話しをふたりでしたのかは あえて聞かなかったけど

ヘンちゃんにとって 大熊は大きな息子だったのかもしれないですね。

それで最後に挨拶に来てくれたんでしょう







ってことは やっぱり会えなかったのは

おかみっちょんだけ ってことだぁー



 ヘンちゃぁ~~~~ん

かむばぁーっく






|

« ガッテン流 大熊作「頭ライス」。 | トップページ | 「たいせつ」 の気持ち。 »

コメント

愛していればいるほど
後悔ばっかりわいてきますよね
私も後悔ばっかり
反省ばっかりです
でも
ヘンちゃんは
きっとひとことも責めてないと思います。
動物の心の広さって
人間は見習わないとダメですねー(涙)
ヘンちゃん
幸せだったんだね(*^_^*)

投稿: 石丸徳馬 | 2010年2月 8日 (月) 16:07

タイトル見てもしかしてと思いました。
大熊さんの気持ち分かりますよ
私も我が子を見送るたびに後悔の連続でした。
クッキーが亡くなる数時間前
フラフラだというのに点滴したり薬飲ませたり・・。・
本人苦しいのにあんなことするんじゃなかったと後悔しましたよ
でもあとでクッキーは怒ってないハズだと思い聞かせたよ
だからへんちゃんの手術を後悔してはダメですよ
へんちゃんの安らかなお顔みてると
「ありがとう」と言ってるように見えますよ

ビックリしたんだけど 今ボウが後ろから
私の肩に手をかけてきて「何だろう」と思ったら
パソコン画面のへんちゃんをじーっと見てるよぉ
どうしたんだろう こんなこと今までないんだけど

投稿: 鬼嫁 | 2010年2月 8日 (月) 19:01

へんちゃんの最期を見届けて上げられなかったのは何とも残念でしたけど、お兄さん家族がしっかりと死に水は取ってあげたんですよね。

とても悲しい事ですが、こうして家族に看取られて虹の橋を渡れる子は少ないと思いますよ。

へんちゃんはとても気高い子だったんですよね。 私には虹の橋へと旅立ったへんちゃんの顔は、とても安らかに思えます。

へんちゃんのご冥福を、福島からもお祈りしております。

合掌

投稿: 無芸大食 | 2010年2月 8日 (月) 19:49

とても 安らから顔をしてますね・・・
なんだか 私の猫ちゃんとかぶって・・・
文字が見えません・・・

後悔は あってしかり・・・
うちも寝たきりになってた猫が いきなり立ち上がりトイレに行きました。
元気が出たのかと思いましたが・・・
駄目でした

ヘンちゃん 人間も悪くないでしょ? ^^)
バカかもしれないけどね 笑)
家族を見守っててくださいね!!

投稿: イノぶた | 2010年2月 8日 (月) 19:55

去年、うちのちいこちゃんが亡くなった時の事を思い出して、
涙が止まらなくなってしまいました。
明日、お墓参りに行ってきます。

へんちゃん、本当に安らかな寝顔ですね。
へんちゃんのご冥福を心からお祈りしています。

投稿: みみい | 2010年2月 9日 (火) 00:27

へんちゃん、安らかなお顔してます・・・。
きっと幸せな一生だったことと思います。
おかみっちょんさんの ご家族も
へんちゃんも またいつか会える日まで
さよならですね。
それまで 見守っていてくださいね。
へんちゃんのご冥福お祈りしております。

投稿: ガブママン | 2010年2月 9日 (火) 10:45

今日のおかみっちょん
私を泣かせちゃったよ
大往生だったって思いたい
へんちゃんは気ままな旅に出かけたのだ
辛く苦しい時もあったろう
だけど消えいく意識の中で、へんちゃんは誇り高い家猫だった
泣いてくれる人に囲まれて逝く
全てのペットがそうであって欲しい。
合掌

投稿: みゆきママちゃん | 2010年2月 9日 (火) 15:50

みなさん 温かいコメントありがとうです

記事ではへんちゃんが人間の世界で嫌気がさしたように書いてみたけど
ほんとは楽しくやってたと思いますよ
いまごろ ねこのくにで何やってんだろうなー


>石丸徳馬さま
そう 動物のエライとこって 責めないとこ。
ぜったい お前があの時あんなことしたからっ って
体育館の裏に連れてって言ってるの見た事ないもんね。
ヘンちゃんが幸せだったかはもう確かめられないけど
ヘンちゃんのおかげで 熊の周りはみんな幸せでした


>鬼嫁さま
わかるよー。鬼嫁ちゃんも辛かったよね
点滴したりお薬飲ませたり・・・
でも クッキーは鬼嫁ちゃんの気持ちわかってたよね。
ワタシも前の猫の時は知識とお金が無さすぎて
今ならもっとちゃんと治療して上げられたのに って
もう10年以上経つけど いまだに後悔するもん。。。
ボウはヘンちゃんに会ったことあるのかもね

>無芸大食さま
なかなかアッパレな猫でしたよ。ヘンちゃんは。
本名は「ヘンナ」ちゃん なんですがね
箱の中のヘンちゃんは 熊実家に来たばかりの
幼い時の写真とおんなじ顔で眠ってました。
闘病の跡はその体重の軽さで感じました。
箱やお花を足してもやっと3キロしかなかった。
さっちーの半分以下です


>イノぶたさま
また思い出させちゃってごめんね
イノぶたちゃんの猫ちゃんも きっと今頃ヘンちゃんと
お鼻のご挨拶してると思うー
ねこのくに って意外と狭いんじゃないかなー。
あちこちの猫と顔見知りなような気がして。
きっと ワタシの前の猫たちとも会ってると思うよー


>みみいさま
あー お久しぶりのコメなのに こんな寂しい記事で・・・
申し訳なかったっすー
去年お見送りしたばかり・・・あぁ 寂しいですね
でもでも 魂は何処にでも飛んでいきますよ。
今頃足元でみみぃさんのお顔を見上げてるかもです


>ガブママンさま
ほんとに寝てるのかと思っちゃったんですよ。最初
でもお線香が手向けてあったんでね。
あぁ 逝っちゃったのか って・・・
大熊がかわいそうでしたよ
また会えますよ。
向うはワタシには会いたくないかもしれないけど
きっと大熊はまた会えると思います

投稿: おかみっちょん | 2010年2月 9日 (火) 16:08

>みゆきママちゃんさま
そーともさぁーヘンちゃんは大往生さー
弱音はかなかったし、最後まで凛としてたし
大したオンナだったよ。ヘンちゃんは。
まさに大女優、女王様の風格だった
ヘンちゃんの最後は
道端でぼろ雑巾のようにならなかったし
保健所で苦しまなかったし
海に落されることもなかったし
当たり前のことだけど みんなに見守られて旅立ったよ。
幸せだった。みんな

投稿: おかみっちょん | 2010年2月 9日 (火) 17:16

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 堂々と…:

« ガッテン流 大熊作「頭ライス」。 | トップページ | 「たいせつ」 の気持ち。 »