この前 いつものテマリルPをもらいに行った際に
そろそろ半年だから と院長先生に言われて血液検査をしたときは
BUNが多少高かったものの Cre値は前回よりほんの少し下がって
このまま腎サポごはんでいけば ある程度までは進行を抑えられるだろう
そんな話をしたばかりだった。
17歳を考えれば いい状態だといってもいいのではないか
そんな嬉しい結果だったんだけど
その翌週。

かぁちゃんを見上げるさっちーの左目がおかしい。
下の方に血豆が見えるし 瞳孔も右より開いて 少し出っ張ってる気がする。
気づいたのは夜だったので 翌朝の日曜日さっそく病院に連れてった。
院長は毎週金曜日しかいないので
仕方ないけど“イケメンマスクマン”に診てもらった。
眼圧は少し低く、反応も鈍い。
なによりその前の日 さっちーの耳がすごく熱くて
食欲もなく とてもダルそうだった。きっと熱があったんだろうな。
マスクマンは これだ!という決め手がないようだった。
ねこ病院はねこ専門だけど 設備に限界があって
眼科には詳しくないみたい。
目薬を2種類もらって様子をみようって 帰宅。
そして数日して 再び病院へ。

いったんはこんな感じに回復したように見えたんだけど
よく見るとやっぱり左目の方が瞳孔が開いてる。
マスクマンによると、目の病気は
罹るのは早く治るのは何倍も時間がかかるのだそうで
まだまだ投薬を続けましょう と。
このまま良くなってくれるのかなー と思ってた。
甘かった。

左目が真っ赤になってしまった。
この写真でもわかるように 右目は光を反射して光ってるけど
左目は光を跳ね返さない。
血豆みたいなのもまた見えてきた。
何度も病院に連れていかれて さっちーはヘトヘト。
マスクマンはもうお手上げのようだったけど、ワタシはネットで調べていた。
猫の目に血豆のようなものができるのは
腎臓の働きが悪くなることによって血圧が高くなることが原因らしい。
それによって ぶどう膜という目の一部に炎症を起こし
網膜はく離→失明 ということもよくみられる症状だということがわかった。
ぶどう膜炎になると眼圧が下がるとも書いてあった。
マスクマンもここにきて 血圧が高いのかもしれない と言いだした。
この先の治療を どうしましょうかねぇ という問いかけに
思わず
こっちが知りたいわ!!!!!!
と叫んでしまった。
そのぐらい ワタシはもうドキドキバクバクだったのよ。
とにかく これ以上は ねこ病院では調べられないので
近所にあるもっと高度な設備があるところを紹介してくれた。
そこはちょっとイイ印象がないとこだったので
あまり行きたくない と言ったんだけど
2次検査はそこにお願いしてるので・・・
と マスクマンはすごく困った様子でワタシに言った。
検査はそこでみっちりやってもらって
薬はこちらで出せますから と言われ
とにかく原因をつかまないことにははじまらないし
不本意な気持ちを抱いたままその病院に行った。
結論からいえば 行ってよかった。
以前は悪い印象だったけど 担当の先生はとても丁寧だった。
飼い主にも患者にも 慎重だけど優柔不断ではなかったし
なにより カルテを見て さっちーが17歳だと知ると
「さすけさん」 と話しかけてくれた。
そう。さっちーは王様で、さすけちゃん ではないのだ。
なんか そんな何気ないことが ワタシのわだかまりを払拭してくれた。
やはり腎臓からの高血圧が考えられる とのみたてだったけど
大学病院から来る眼科の先生が診てくれるのは月に2回。
すでに予約がいっぱいで次は来月になってしまうけど
逆にそれくらい時間をかけないと薬の効果はでないかもしれない と言われ
とりあえずエコーと血圧を・・・
が!
猫の血圧って 計るの難しいらしいんですわ。
さっちー 初めての病院で初めての人(しかも♂)に初めての血圧測定なんて
させてくれるわけ ないじゃなーい!
残念ながら血圧は計れなかったけど、エコーで網膜剥離らしい影が見えた。
光に対する反応もすごく鈍い。
今 見えてるか見えてないか・・・って状態です って。
しかも 元どおりには回復しないらしい。
この状態で 出血がおさまったら それ以上悪くならないように
そして右目を守る それが大事だ って言われました。。。
その後 また数日してねこ病院に連れて行って
血圧を下げると同時に心臓の働きを助けてくれるのが期待できる
フォルテコールというお薬を始めてみることに決めた。
聴診で心音を聞くと 雑音はないけど 心拍音が少し弱い って
そりゃそうだろうよー って ちょっと思ったけどね。
だって17歳の猫って いくつだと思ってんの?
人間なら84歳にもなっちゃうのよ。
世の中の84歳のじじぃの どれだけが心音バックンバックンいう?
でも心臓の働きがよくなれば食欲も出て元気も戻ってくるだろうし
とにかくフォルテコール やってみよう。
って薬もらって帰宅したら
その検査した病院の先生からお電話いただいた。
大学病院の先生に質問&相談してくれたんだって。
で、本当は先に血圧を計った方がいいけど
今はフォルテコールの効果に期待しましょう とアドバイスしてくれた。
前向きじゃん! いいじゃん!
セカンドの患者なのに そんなに親身に考えてくれるんだ。
いやぁ ごめんよー 行きたくないとか言っちゃってさ。
そしてそれから1週間。

これが今日のさっちー。 どう? 少し改善された感じ?
昨日あたりから 赤みが引いてきた感じなんだよね。
ゴハンも食べやすいように腎サポのふにゃふにゃゴハンに変えた。
そしたらけっこう食べて 少しづつ元気になってきた。
そして今日は血圧測定に再トライしに行ったんだけど
おとなしく3回も計らせてくれましたよー って。
なんかそんなとこも 元気が戻ってきたんだなー と感じる。
ちなみに血圧は
1回目 90/55(平均79)
2回目 115/62(平均72)
3回目 120/74(平均89)
だんだんご立腹モードになったのか若干上がってきたけど
これが150だのなんだのって数値じゃないのは
薬がイイ感じなんだろう ってことで このまま続けることになった。
いつも飲んでるカジカジ用のテマリルPも
量は少ないけどステロイドが入ってるので
続けることでそっちからも効果が期待できるらしい。
あと 便秘にもなりやすいんだけど それもまた血圧には良くないらしいので
カリナール2という乳酸菌のサプリをゴハンに混ぜてみた。
速攻 出た。 しかも OB。。。( ̄▽ ̄)
でも詰まるよりぜんぜんイイよ。
さっちーの目の異常が発覚して約3週間。
その間ワタシは風邪をひいたり またまた膀胱炎になったり と
親子ともども体調が最悪だった。
でも 昨日・今日と 調子が上向きになってきたのも一緒だった。
やっぱりさっちーはワタシが産んだコで間違いないんだなー
なんて思う余裕がやっとでてきた。
腎臓は一度悪くしたらもう元には戻らない臓器。
あれ?と思った時にはすでに機能は低下してるもの。
腎不全は猫の宿命というひともいる。
確かに周りにも 最後は腎不全だったってコ いっぱいいるもんね。
それは若いからならないということはなく
7歳でも9歳でも かかってしまうコはいるので
さっちーがこの歳までなんとかやってこれたのは
本当に「ねこのくに」にいった前猫2匹と
ねこの神様のおかげだと思う。
これからまだまだいろんな症状もでてくるんだろうけど
ひとつづつ考えながら対処していこうと
あらためて 本当にあらためて実感した ここ数週間でした。

そうだね!(◎´∀`)ノ